子供の頃とか、学生の頃って、勉強しなくちゃいけないのに誘惑に負けてついついゲームばっかりやってしまったり、マンガばっかり読んでしまったなんて経験ありませんか?
私はこの誘惑に負けてばかりで、本当は勉強しなければいけない場面でも勉強しなかったり、ゲームばっかりやってしまって、クラスメイトや友達が成績を上げている中で、自分だけ偏差値も点数も上がらないという経験をしました。
結果として大学受験では志望校には受からず、第二希望だったところにギリギリ受かったくらいだったんですよね。
このサボり癖が私にとっては一番の敵で、この厄介な癖は今も私の最大の敵のままなんです。
副業のブログで稼ぎたいと思っているのに、気が付くとゲームやマンガ、スマホにユーチューブと、様々な誘惑に負けてしまいます。
さらに欲望や誘惑はこれだけじゃありません。
休日に自宅で作業しているとついつい眠くなってきてたっぷり昼寝をしてしまったり、無駄にお菓子を食べまくったりと、自分のことをコントロールできずに作業が全く前に進まない日もたくさんあります。
これまでは、『人間だから弱い部分もあって仕方がない』と思っていたんですが、最近は、

と考えるようになりました。
まだまだ欲望に完全に勝てているわけではありませんが、誘惑や欲望に振り回されないように最近意識してみたところ、少しずつですが作業に集中できる時間が増えてきました。
そこで今回は、社会人が副業の作業とか勉強中に、誘惑や欲望に勝つ方法について考察していきたいと思います。
Contents
社会人でも作業や勉強中の誘惑や欲望に勝つ方法は存在しないと心得る
いきなり最初からこんなことを言うと非難の声が聞こえてきそうですが、個人的には誘惑や欲望に勝つ方法は存在しないという結論に至りました。
だって無理ですもん。
誘惑や欲望は、頭の中で考えれば考えるほど、抗おうとすればするほど、どんどん大きく膨らんでいきます。
- スマホ禁止!
- ゲーム禁止!
- マンガ禁止!
- お菓子禁止!
- 禁酒!
みたいな感じで、誘惑や欲望を断ち切ろうとしても、意志の力で打ち勝つことができる人はごくごく少数ではないでしょうか?
三日坊主という言葉もあるくらいで、意志の力で誘惑に打ち勝とうとしても、数日で負けてしまったり、気が付いたら元通りになってしまっていたりすることが多いんじゃないかと思います。
ごく一部、打ち勝てる人は確かにいると思いますが、少なくとも私は誘惑や欲望には意志力では勝てない人間だと30歳を越えてやっと気が付きました。
ちなみに、脳科学の世界では、『脳は否定形を理解できない』と考えられているそうです。
例えば、『マンガ禁止!』と頭の中で考えれば考えるほど、脳の中は『マンガ』でいっぱいになっていきます。
『禁酒、禁酒、禁酒…』と考えれば考えるほど、お酒が飲みたくて飲みたくて仕方がなくなってきたりします。
本当に強い意志を持っているのならできるのかもしれませんが、私程度の意志力では、『禁止』と念じれば念じるほど、逆に誘惑や欲望を刺激してしまっていた感じがするんです。
誘惑や欲望に勝てないなら、そもそも勝負しない
誘惑や欲望は、考えれば考えるほど頭の中で強く大きくなってしまうものです。
これに勝とうとすればするほど、辛く苦しい修行のような生活を送らなければいけなくなります。
じゃあどうしたらいいのかと考えた結果、そもそも誘惑と戦わないことが最善策なんじゃないかという結論に至りました。
そもそも勝負せず、誘惑となるものを自分の目に飛び込んでこないようにすればいいわけです。
ヒントになったのは、心理学で行われた『マシュマロ実験』というものでした。
マシュマロ実験とは、4歳児の子供を対象として行われた心理学の実験です。
4歳の子供に対して、マシュマロが1個だけのったお皿を見せて机に置くんですが、『15分間食べずに我慢出来たら後でもう1個マシュマロをあげる』と言って、その子供を一人きりにするんです。
15分くらいだったら待てそうにも感じますが、実際に15分我慢することができた子供は全体の1/3程度だったそうです。
さらに興味深いのは、マシュマロを食べてしまった子供と食べなかった子供の行動の違いでした。
食べてしまった子供たちは、机の上のマシュマロを触ったり、臭いをかいだり、じっと見つめたりするなど、注意がマシュマロの方を向いてしまっていたんです。
一方で、我慢することができた子供たちがとった行動は、マシュマロを見ないように目を背けたり、後ろを向いたりして注意をそらしていたそうです。
このように、誘惑となるものが目の前にあると、我慢の限界をすぐに迎えてしまうということなんですね。
これは私たち社会人でも同じことが言えそうです。
ゲーム禁止と思っていても、スマホが目の前にあったらついつい遊んでしまったり…
禁酒を心に誓っていても、テレビCMでおいしそうにビールを飲む芸能人が出てきたり…
ちょっと息抜きのつもりで見始めたYouTube動画を気付けば何時間も見ていたり…
このように、目の前に欲望を刺激するものがあれば、どうしてもそれに負けてしまいやすくなります。
まずは誘惑となるものを排除して欲望のトリガーを全て消す
だんだんやることが見えてきました。
誘惑や欲望にはどうせ勝てないのだから、それを呼び起こすきっかけとなるものを全部排除すればいいんです。
というわけで、マンガもゲームアプリも全て削除しました。
お酒も好きなんですが、帰り道にコンビニがあるとついついフラッと寄ってしまうことがあったので、『コンビニの看板が見えたらコンビニを通り越すまでダッシュする』という自分ルールを決めて反射で動くことにしました。
テレビは、音そのものが集中力を分散させてくるのでテレビのない部屋で作業を行うようにしました。
休日に自宅で作業をしていると、ベッドで昼寝をしたくなっちゃうことがあるので、眠気が襲ってきたときは15分だけ机の上でパワーナップを取ることにしました。
これだけでも誘惑や欲望に流されるままにサボってしまう確率がかなり下がったように感じます。
ただ、これだけではまだ不十分なんです。
一番厄介なのは、『自分自身の豊かな想像力』だったんです。
頭の中に浮かぶ欲望を追い出せ!
いくら自分の目の前から誘惑となるものを排除しても、まだまだ厄介なものが残っています。
それが、『自分の頭の中のイメージ』なんです。
例えば真夜中にお腹が空いて『ラーメン食べたい』と思ったことはありませんか?
一度ラーメンスイッチが入ると非常に厄介です。
頭の中には、濃厚なスープに良く絡むおいしそうなラーメンが浮かんできてしまって、もはやそれを食べずにはいられなくなります。
三大欲求は特に強力なので、抗えずに負けてしまうことも多いんじゃないかなと思います。
マンガ本とかゲームとかだったら、物理的に排除すればよかったかもしれませんが、頭の中に浮かんでくるイメージまで排除するのは非常に難しいです。
そこで、個人的に有効だなと感じたのは、『1日のタスクを超明確にして、分刻みのタイムスケジュールを組む』というものです。
要は、自分にスケジュールやタスクを詰め込んで忙しくさせることによって、余計なことを考える隙を与えないという方法です。
『今日はコレとコレとコレを絶対にやる!』
と決めて、
『そのためには何時から何時はコレに集中する!』とスケジュールを決めます。
さらに、
『昼食を食べたら午後にはコレをやって、さらに明日はこれをやりたいから〇時には寝る!』
みたいに、翌日の予定までガッチリ決めてしまえば、翌朝も起きた瞬間から作業スタートです。
立ち止まる暇がないので、頭の中にも欲望が生まれにくくなります。
どうしても頭の中に誘惑が浮かんだら『5分待て!』と自分に命令する
ここまでガチガチに目標設定とタイムスケジュールを組んだとしても、それでもふとした瞬間に誘惑のイメージが襲ってくることがあります。
この時に有効だなと感じているのが、『5分待つ』という方法です。
『あ~、YouTube見て息抜きしたいな~』
という気持ちが出てきても、まずは無視して作業を続けます。
それでも欲望のイメージが強くなってきたら、今度は『5分たったら息抜きさせてあげる』と自分に言い聞かせて作業を継続します。
実際に5分経つ頃には、作業をもうちょっと先に進めたくなる気持ちが芽生えてきたりすることが多いので、そのまま欲望をスルーできたりします。
まだまだ完璧ではありませんが、このように、誘惑してくるものや欲望を刺激してくるものは物理的に排除し、その上で頭の中からもデリートするために、欲望以外の他のもので頭の中をパンパンにするというのが効果的かなと感じました。
今のところこれでうまくいっている感じはするんですが、もうちょっと良い方法が出てきたら追記したいと思います。
また、今回の記事は思いつくままにバババッと書いてしまったので、後で落ち着いた時に読み返して、もうちょっと体系化してまとめられたらいいなと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!