どうも!荒木田です。
昨日テレビで、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』がやっていたから見たんです。
かなりの話題作だったのに見たことがなかったので、テレビで放送してくれるのは嬉しいですね~
前半はコメディな感じで面白く見ていたんですが、後半から一気に雰囲気が変わっていって、最後まで引き込まれてしまいました。
特に、一番最後のラストシーンが個人的には非常に印象的だったんですよね。
貧乏な家族と裕福な家族が対照的に描かれ、格差について考えさせられる作品でしたが、
この作品のキーワードの1つとして、『計画』というものもあるんですよね。
今回この映画を見て、『貧乏』『格差』『計画』についてすごく考えさせられました。
そこで今回は、『パラサイト 半地下の家族』のラストシーンから感じたことについてまとめていきたいと思います。
※ネタバレ要素を含むので、まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。

Contents
『パラサイト 半地下の家族』の感想とラストシーンの印象
『パラサイト 半地下の家族』を最後まで見た直後の正直な感想としては、

という感じでした。
『面白かった!』とか『感動して泣けた!』とかそういう感じじゃなくて、『この後、登場人物たちはどうなってしまうんだろうか・・・?』というような、先の展開を考えさせられるような終わり方だったんですよね。
終わった直後よりも、少し時間をおいてからジワジワと気になってくるような、そんな後引く感じの作品でした。
ほかの人はこの映画を見てどう感じたんだろう?
って気になるような映画だと感じたんです。
そんな『パラサイト 半地下の家族』のラストシーンは、貧乏なキム家の息子であるギウが、裕福なパク家の豪邸を購入し、豪邸の地下室にいる父親を迎えに行くために、計画を立てて目標を達成すると誓いを立てるような形で終わります。
ギウがきれいな服を着て、不動産会社の人に案内されながら豪邸の内見をするシーンが流れたので、てっきり大成功をおさめてハッピーエンドだったのかと思いきや、それはギウの頭の中の妄想で、実際のギウは未だに半地下にいる状態というところで終わりを迎えるんですね。
この先、ギウは成功をおさめて豪邸を手に入れ、父親と再会することができるのか?
それとも、志半ばで終わってしまうのか…
その辺りは描かれていないので、この先のギウたちがどうなっていくのかはわかりません。
ここですごく考えさせられたのは、今回の作品のテーマと感じられる貧乏な家庭と裕福な家庭の格差、そして『計画』というキーワードです。
貧乏から裕福になるために計画を立てると決意したギウから学ぶ計画の必要性
作品中のギウは、パク家が持っていた豪邸を手にするために、計画を立てると決意していました。
#パラサイト のラストシーンは、ポン・ジュノ監督曰く「ギウが豪邸の購入を想像する場面で映画は終わる。しかしギウの稼ぎでは実際に豪邸を買うまで547年かかる。この数字をもとに、結末の先を観客に想像してもらいたい」とのことで、かなり切ないのよね… #パラサイト半地下の家族 #金曜ロードショー pic.twitter.com/6QDmK9hrtU
— タイプ・あ~る (@hitasuraeiga) January 8, 2021
また、ギウはもともと作戦を立てるのが得意なタイプのようで、作中でも桃を使って前の家政婦を追い出したりと、なかなか戦略家な一面を見せています。
ギウは、貧乏な状態から富裕層の仲間入りをするために、計画を立てると心に決めるわけですが、これって副業に取り組む自分にも必要な考え方だよな~って感じたんです。
私自身、普段は副業でアドセンスに取り組んでいますし、サポートさせていただいている方からアドセンスに関する相談を受けることもあります。
そうやってアドセンスに取り組む中で感じるのが、
『計画や戦略がないと稼げないで終わる』ということなんです。
副業も計画や戦略を立てないと方向性を見失う
思えば、本業の仕事も、何か取り組み始める時には計画とか目標を決めてから進め始めることが多いと思います。
副業もこれと同じで、無計画で始めてしまうと方向性を見失ってしまうんですよね。
そうすると、余計な遠回りをしてしまったり、全く違う方向に進んでいってしまって稼げなくなってしまうんです。
例えば、アドセンスに関しては、何と言ってもブログ記事を更新していくことが何よりも大切です。
そのため、最優先するべき作業は記事作成やキーワード選定であって、それ以外の作業は優先度が低くなります。
例えば、『ブログデザインにこだわってしまう』というもの。
これって私も実際にやっちゃっていたので反省している部分なんですが、極論を言うとアドセンスブログはデザインにこだわらなくても普通に稼げます。
なのに、
『ブログのヘッダー画像をこっちにしたい』とか、
『サイトの色は青より緑の方がいいかな?』とか、余計な部分にばっかり意識が向いてしまっていたんですよね。
ひどい時には、HTMLやCSSの編集にこだわってしまって、そこで何日も費やしてしまったりしたこともありました。
でも、アドセンスはとにかくアクセス勝負なので、記事更新していくことがデザインよりもはるかに大切なんです。
ちゃんと計画や戦略を持っていれば、このような余計な作業をせずに成功に向かって一直線に進んでいくことができます。
計画が無いとノウハウコレクターになりやすい
そして、計画がないことで稼げなくなってしまう最大の理由が、『ノウハウコレクターになりやすい』という点です。
『どのように進めていけば最終的に達成したい目標をクリアできるか?』
という計画がなければ、途中で『もっと稼ぎやすい情報がある』と言われたときに心が揺らいでしまいます。
副業に関する情報を発信している人はたくさんいるので、魅力的に見えるノウハウや教材ってたくさんあります。
実際、私もたくさんの情報に振り回されて、数多くの教材を購入してきました。
YouTubeアドセンスで稼ぐ方法とか、アフィリエイトで稼ぐ教材とか、挙句の果てには仮想通貨で爆益を上げる方法とか…笑
こんな風に、いろいろなノウハウや教材にフラフラ引き寄せられてしまうと、これまで取り組んできたことも中途半端になってしまうので、結局稼げなくなってしまいます。
計画や戦略をきちんと持っておくことによって、中途半端にせずにゴールに向かって真っすぐ進むことができるようになるんです。
ギウとは対照的に無計画な父親・ギテク
ところで、半地下の家族ではギウが計画的に行動するタイプなのとは対照的に、父親のギテクの方は無計画主義な感じでした。
作中でギテクは「計画を立てても、計画どおりにはいかない」と言っています。
確かに、計画を立てたところで、すべてが思い通りに進むことってほぼありません。
ですが、計画が無いと衝動的な行動も多くなってしまい、成功からは遠ざかってしまうんですよね。
映画終盤のパーティーが惨状になるシーンでも、なぜかギテクはパク社長のことを刺してしまいます。
これは、地下生活を長く続けていた男・グンセの臭いを嗅いで、鼻をつまんだことに怒りを覚えたからだと思いますが、冷静に考えれば合理的な行動では決してありません。
自分自身とか家族の臭いに対して、社長が鼻をつまんだということであれば、怒る気持ちもわからなくはないですが、今回の臭いはグンセの臭いですしね。
そもそも、社長に危害を加えてしまったら、これまで通りのパラサイト生活ができなくなってしまいますし、何よりも刺されて倒れている娘のギジョンの命を助けることを最優先に行動すべきだったはずです。
自分の中に行動の目的や軸となる考え方が明確にあれば、このような行動は決してとらなかったはずです。
まとめ
『パラサイト 半地下の家族』は、いろいろと考えさせられるものが多い映画でしたが、『貧富の格差』から自分や家族を守るために、『計画を立てたギウ』が非常に印象的でした。
私たちも何か目的に向かって行動する時には、衝動的に無計画に動くのではなく、方向性をきちんと決めて動き出すのが大事だなと感じました。
そうじゃないと、目的達成とは関係ないことばっかりやってしまって遠回りをしたり、あっという間にノウハウコレクターになってしまいます。
こんな風に、稼げない方向に突き進んでしまう恐れがあるので、ちゃんと自分の進むべき方針や計画を考えるって大切ですね。